◇潮2013年9月号から池田先生の指導を抜粋。
都会人が田舎者という見下した表現を使うことがある。
そのことについて、池田先生が励ましの言葉を下さっている。
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日本中、どの土地にも、何百年、何千年ものご先祖の苦闘がしみ込んでいる。
労働に自分の全てをかけて生き抜いてきたその汗が、この畔(あぜ)にも、あの川べりにも光って見えるではないか。だから田舎者ではない。ここが中央だ。
ここが世界の真ん中なのだ。
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一見、何もないような風景の中に、先生は数百年の単位の過去と現在を見ていらっしゃる。そして、未来へ嬉々として歩めるよう、最大の励ましをされている。
かく言う私は田舎者である。
過疎化する田舎に立脚点を感じることができなかった一人である。
しかし、何という斬新で普遍的な先生の世界観だろう。
そうだ、使命ある私。使命あるあなた様。その主人公は、皆ことごとく世界の真ん中にいて、壮大な人生の劇を演じている。
井戸の中の蛙は大海を知らねども、天空の高きことを知っている。
都会が中心、首都が中心、東大が中心、売上規模一番の会社が中心、金メダルの人が中心‥だから、田舎は劣り、地方の山村は劣り、三流大学は劣り、小さき名もない会社は劣り、メダルの取れない選手は劣る‥。
池田先生は、そんな偏見を数行の文章で打ち砕かれた。
そうだ、今いるこの場所が世界の中心だ。
私たちは自らの宿業と戦う勇者だ。
運命を打開し、地域の灯台になるために鍛えぬく私たちだ。
さあ、自らに最大限の誇りをもって生き抜こう!
地球のど真ん中から、朗らかに今日も前進しよう!
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