☆空気を読むことが大事。
立身出世は、努力、努力、また努力の連続から得られる。
しかし、頑張るだけでは出世はできない。
むしろ、強大な力があるなら、振る舞いには気を付けなければならない。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも古来から言われるのは、人の世には嫉妬や恨みつらみがあるからである。
○空気。
職場が1つの勝利をした。
社長はご機嫌で、慰労会を開いてくれた。
皆で喜びを分かち合おうと、食事会になった。
この時の対話で、職場の問題点を切り出した人がいるとする。
当の本人は、真面目にそのことを憂いて話したとする。
これは、是か非か。これは皆さまもお分かりだろう。
そう、良くない。皆で喜びを分かち合っている会場で、わざわざそんな話をするなど、催し物を台無しにしかねない。
皆が喜んでいるときに問題を提起したり、皆が悲しんでいるときに能天気な話をする‥そのような人をときどき見かける。
でも、それは天邪鬼(あまのじゃく)というものだ。
○上司として。
仕事は頑張ってはいけないという局面がある。
例えば、業務量が1週間分ない。
自分が頑張ってしまうと、数日で業務が終わってしまう。
そんなことが職場ではあるものだ。
このとき、上司のあなたはどうするだろうか。
私なら、実務はやらない。頑張って仕事をしたら、仕事が無くなってしまう。
1週間、部下は充実した仕事をしなければならないから、部下の仕事を取るようなことはヤブヘビだ。そういうときは頑張らない。
仕事を探しに出歩くべきだ。
あなたの上司に、「業務量に余裕があります。何かお仕事はございますか?」と聞くべきだ。
○部下として。
部下として頑張り過ぎるというのも良くないことがある。
上司の仕事までも奪うようなことは避けるべきだ。
上司としての立場があるのだから、100点満点をやってしまったら、上司が困るということもある。90点まで仕上げて、残り10点は上司の手柄にする。
そのようなことも必要だということが年齢と共に見えてくる。
これを「能あるタカは爪を隠す」というのである。
弱点をちゃんと表明しながら、かわいらしく仕事の成果を出す。
100%やったのは自分でも、「上司のお陰」、「協力者のお陰」と言う。
立身出世というのは、このような間合い、空気の読み方も要求される。
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