☆私たちは現実に生きている.
先日、「大人は恋愛より生活を重視する」「恋愛がなくても結婚はある」と、夢のない話をしました。
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さらに、本日はそのことを掘り下げます。
結婚とは恋愛感情から生じるものと私は思っていました。
好きで、好かれていたら結婚に至ると。
でも、そうではない。私たちは好いた惚れたの以前に「生活」がある。その「生活基盤」の上に恋愛があり結婚がある。
それを無視すれば、夢は現実によって興ざめする。
住む場所と生活資金、日常生活の技術、健康がなければ結婚は成り立ちません。まして結婚すれば子供も生まれ、子育てと共にカネもかかるし、役割分担が必要になる。
通常、男性は仕事をし、女性は子育て、家事をこなす。
この共同事業が結婚です。その責任が果たせるかどうか。
元中日ドラゴンズの落合博満(おちあい ひろみつ)氏。
現役時代、日本プロ野球史上唯一となる「三度の三冠王」を達成しました。そこに奥さんの内助の功があったことは有名な話。
奥さんは、まだ落合選手が無名に近かったころ、カップラーメンなど貧相な食事をしている落合選手を見て、「これではホームランバッターになれない」と思ったそうです。奥さんは手料理で落合選手を支え、三冠王の体を作り上げたのです。
落合選手もスゴイ人ですが、奥さんもスゴイ人です。
名選手の陰には、チカラある奥さんがいる。
もし、ご主人の収入が少なければ共働きになりますね。
「そんな甲斐性のない人は嫌だ」と決めつけないでほしい。
男は奥さんが育てられるのです。まるで子育てのように夫を育てられる。落合選手のように、平社員から部長職にまで育てることができる。
励まし、祈り、食わせ、身の回りの世話をして、職場に送り出す。
ダサければオシャレな服を着させる。
仕事の靴をピカピカに磨き上げ玄関から送り出す。
落ち込んでいたら、「大丈夫、私がついているから」と励ます。
ご主人は思うでしょう。「頑張ろう!」と。
夫に夢と希望が与えらるならば、絶対に報いられるのです。
そのように夫を変えられるのが奥さんの立場です。
逆に、もし、奥さんが稼ぐ人なら、男性が励まし、祈り、食わせ、身の回りの世話をするという方法があります。大事なことは共同作業ですね。
見目形、好き嫌いという「好み」。価値論でいう「美」だけが価値ではありません。利があり、善がある。
その総合力が男も女も魅力ではないでしょうか。
私は家事をしないひどい亭主ですが、定年退職したらやるつもり。
風呂掃除も、料理も、買い出しもゴミ捨てもするでしょう。
この話をすると、奥さんは「信じないで待っている」と言います。
でも、私は必ずやりますよ。老後は、良き夫になりますよ。^^
私が欲しい技術は料理です。これはいつかモノにしたい。
そして実家の母に私の手料理を食べさせたい。これ、私の夢の1つです。
一家和楽とは、好いた惚れたの話よりむしろ、生活をより快適に心地良いものにする技術と努力、奉仕と励ましにあるのだと思います。
その歩みが尊敬と信頼、感謝を育むからです。
それこそが結婚の骨格だと思うのです。
大事なことは「一緒に幸せを作ろう!」という日々の営みです。
自分が楽しいとか、嬉しいとかではない。
支え合い、いたわり合い、励まし合うことでしょう。
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