☆何を祈っても自由です.
使命の正体シリーズの途中ですが、別記事を投稿します。
<本館>にご質問をいただきましたが、短文での回答が難しいので別館でのご回答といたします。尚、ご投稿されている<本館>は閉館しているため、今後もこのようなご質問は<別館>にお願いします。
Q1.
家の経済が大変なことになっています。
ご本尊様に2回の10時間唱題をしました。
すると、どうしたことか、息子に悪いことが起きだしました。
それは同級生からのいじめです。
先生にお話をし、2回のホームルームをしたそうです。これからこの件がどのようになるのかわかりませんが、息子のことを祈っていきます。
実は、私が10時間唱題した内容は、はずかしながら宝くじにあたりますようにと祈っていました。この祈りはダメなのでしょうか?
主人の隠していた借金もあり、どうしてもお金がほしくて。
どうなのでしょうか?
A1.
何を祈っても自由です。
ただし、この祈りは感心しません。私は、宝くじが当たるような祈りで、叶ったと聞いた話は1度しかありません。
それは、関西の青年部だったと思いますが、宝くじが当たったのです。
記憶が定かではないのですが、50万円ほど当たった。
すると彼はその50万円で再び宝くじを買い、1000万円を当てた。
その再購入においては、海外留学を果たしたいという夢があり、高額が当たるように祈り、1000万円を当てて留学を果たした。
この話は昔聞いた話で、現実にその青年と会ったことはありませんし、事実かどうかは分かりません。
その他で、宝くじが当たったと聞いた話は皆無です。
多くは、祈っても、宝くじは当たらないのです。
経済革命をした、貧乏が金持ちになった、病気が治った、悩みが解決した、そういう体験は沢山聞くのに、祈って宝くじが当たったという体験は皆無です。祈ることは自由ですが叶いにくい。
その理由は「反省」がないからだと感じます。
仏法は「悪因悪果」で、悪い結果は悪い原因があると説きます。
今、あなた様が苦しんでいる経済問題も子供の問題も、実はあなた様ご自身の宿業と言える。ご主人の借金もあなた様自身の借金と同じです。
イジメに遭うご子息と、借金をするご主人があなた様の宿業です。
その悲しくも辛い現実は過去の悪行の報いであり、そのことを反省し、懺悔する祈りと、その問題を解決するための祈りと努力が必要です。
何を祈っても自由ですが、上記の根本的な問題が解決されないと、譬え宝くじが当たっても、再び借金問題が発生することでしょう。
根本的な解決を果たさなければならない。
そのための祈りと行動が必要と思います。
ご子息には、いじめをする方が悪いことを確信をもって伝え、日々に励まし、できるなら一緒にお題目を唱えることです。
ご子息に信心がなければ、あなた様が素直に祈る。そして、ご子息の強い強い味方になる。支えになることです。
場合によっては、学校に出向き、教師と向き合い、アドバイスを受けたり、意見して親として子を守ることです。
祈り、決意し、行動する。信心とは行動が伴うものです。
借金問題で苦しむ人というのは沢山おられます。
私の知人はご主人が2度に渡って500万円の借金をし、子供たちの学費の貯金まで使い込んでいたのです。1度目は親の相続でまかなうことができたが、2度目は大変な危機に陥りました。
奥さんも働くようになり、反省し、祈り、行動した。
夫婦の危機もありましたが、何とか乗り越えた。
これは宿業です。その宿業を必死で祈り、働き、返済したのです。
生活も全部見直し、夫と話し合い、決意して宿業と闘うしかありません。
返済計画を立て、場合によってはあなた様やご主人の両親にも相談し、援助を頼むとかして、その借金を有効に返済する計算をする。
ご主人の給与がどうすればUPするのか話し合い、励まし、祈る。
収入と支出から、残ったお金でやりくりする工夫をする。
当たるか当たらないか分からない宝くじばかりを祈り、堅実な行動が伴わないならばよい結果は得られにくいと思います。
仏法は道理です。周囲のせいにせず、反省し、決意し、行動する。
これらのことは小説・人間革命の随所に書かれている勝利の方程式です。
今一度、原点に立ち返り、信・行・学の実践をしてほしいです。
そして見事なる宿命転換をしていただきたいです。
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