☆妬みと欲望の虜の命.
小説・新人間革命「大山の章」は客観的に語る。
事実を言葉少なに、しかし端的に。
このほど池田先生の会長職辞任と新会長の就任を告げる船出の5・3本部総会のシーンが語られた。場所は八王子・創価大学の体育館。
そこに法主・日達と多数の宗門僧らが列席した。
聖教新聞連載記事の挿絵を以下に添付します。
写真解説「新会長就任の5・3本部総会で、壇上の半分を宗門僧が占めているイラストになっています」
以下にその記述を要約して抜粋し、所感を述べたい。
「開会は午後二時である。この総会には、法主・日達をはじめ、宗門僧の代表も参加することになっていた。伸一らは彼らを迎えるために、午後一時半から、新会長の十条潔らと玄関前に立った。
やがてマイクロバス、乗用車が到着し僧が降りてきた。
伸一たちは丁寧にお辞儀をし、僧たちを迎えた。
しかし多くは、挨拶もせず、無表情に、傲然と通り過ぎていく。
中には、したり顔で一瞥し、冷ややかな笑いを浮かべる者さえいる。
この日の総会には、いつもの学会に見られる、あの弾けるような生命の躍動も歓喜もなかった。
暗鬱な雲が皆の心を覆っていた。
運営に当たる幹部らは僧たちを刺激するまいと、腫れ物に触るように、彼らの顔色に一喜一憂していた。
どの登壇者も、伸一の奮闘や実績に触れることを避けていた。
のちに、ある婦人は、この総会を振り返って語っている。
「どうして誰も“こんにちの広宣流布の大発展は、山本先生のおかげです”と言えないんですか!」
次いで「名誉会長あいさつ」となり、伸一が登壇した。
ためらうようなまばらな拍手が起こった。
参加者から見て、壇上右側の大半を僧たちが占めている。
“衣の権威”の監視下に置かれたような、重苦しい雰囲気が支配していた。
伸一に与えられた時間は10分にも満たなかった。
伸一のあいさつに続いて、法主・日達の特別公演があり、新理事長の森川一正、新会長の十条潔の挨拶へと進んだ。
総会は型通りに終わった」
(ここでも「日達」についてい会長は語られなかった。そして、この総会について池田先生は総括されている)
「この時、狂ったように学会を誹謗し、信徒の支配を狙っていた宗門の悪僧や、背後で暗躍した邪知のペテン師らは、“計画通りだ。これでよし!”とほくそ笑んでいたに違いない。
伸一には、妬みと欲望の虜になった、その滅びゆく実像がよく見えていた」
所感:読んで、憤怒の気持ちが湧いてきました。
極悪ペテン師山崎正友に乗せられ池田会長を憎んだ宗門・・
会長交代の時、天魔たちは学会の頭を抑え込んだ。
池田先生はこのときの宗門を「妬みと欲望の虜」と表現されました。
邪宗門には広宣流布という心が欠如していた。
sokamori2.exblog.jp/26705828
池田先生は宗門の恐るべき現実を会員に一口も伝えなかった。
全部、創価学会を守るために黙して語らなかった。
第一次宗門問題は、今の日顕宗と何も変わらない状態に感じます。
日顕が出ておかしくなったのではなく、もともとおかしい教団だった・・だから日顕という魔僧を生んだのでしょう。
ペテン師にだまされたのではなく、ペテン師の命に感応した。
連載の内容から、そのことを強く感じました。
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