☆笑顔で堂々と生きてほしい.
Q1.
私の母を病気で亡くしましたが、最後まで妻が面倒をみてくれました。感謝の思いから、東京に住む妻の両親が高齢なため、一人っ子の妻が帰って面倒みたいと言うので、家も商売も売り払いました。
私が生きてきた人生すべて無くし敗残兵のような思いから、高齢とは言え、妻の実家にお世話になる事はできず、つい、給料のいい、寮、三食無料の単身赴任の仕事を選んでしまい、妻と離れて暮らす事になりました。
結婚以来、妻と離れて暮らした事はありません。
寂しいうえに、むなしい、よく単身赴任でウツになったと聞きますが、私も大丈夫かと、思ってお題目だけはお守りご本尊にあげています。
この苦しみから抜け出す方法はないのでしょうか。
離婚の危機ではありません。安い給料では、むこうの両親に気を使ってしまう、私が気を使ってしまう、高齢とはいえ、両方の親がまだ元気なうちは、私は離れていたほうがいいのかと考えたのです。
妻の両親は、「いいところが決まって良かったねと」喜んでいました。
ああ、やはり、両親も気兼ねしてたのかと思い、やめるわけにはいかなくなり、今に至りました。
それにもう一つ、500万円の借金が残ってしまい、その返済のため、できるだけ給料のいい所で働き、妻も働きます。
離れてみて後悔です。毎日泣けてきます。
A1.
あなた様は不幸ではありません。むしろ幸福と思います。
泣き暮らすなんて「もったいない!」です。(^^)
その理由を、以下に申し上げたいと思います。
1.親孝行の心を持つ素晴らしい奥さんがいる。
2.あなた様のお母様は悔いなく看病できた。
3.あなた様夫婦は円満であり、かつ健康である。
4.あなた様は能力を認められ、良い給与、食事付きの住処を得た。
5.あなた様は学会員である。
どうでしょうか。私はスゴイことだと思います。
同じ屋根の下に暮らしていても、心が離れ、対立し、あるいは冷えた夫婦生活の人が沢山います。
あなた様は、離ればなれでも、確かな絆がある。
健康も含め、何という幸せな基盤をお持ちでしょう。
私、27歳の時に捨てられて悟りました。
それは「捨てられないことの幸福」です。
結婚して、「普通の夫婦として平凡に生活できる幸せ」です。
これは「当たり前」ではありません。
私の当時の記事URLを以下に示します。
sokanomori.exblog.jp/15414508/
ただし、二つの問題がありますね。
一つは500万円の借金です。これは大きな借金ですね。
月々10万円を返済しても4年かかってしまう。
今の給料なら、頑張れば3年返済ということでしょうか。
これは骨が折れますが、「よし、3年で返済してみせる!」と決意し、その目標を御本尊の前に掲げ、朝夕の勤行と唱題を継続し、座談会に出席して歓喜を得ながら打破していただきたいです。
幸いなことに、あなた様は借金を返せる職場を手に入れました。
しかも、ご病気されている訳でもなさそうです。
健康があり、稼げる仕事がある。何を悩む必要があるでしょうか。
あなた様の今の生活は、まったく恥じる必要はなく、むしろ誇るべき人生なのですから、堂々と座談会でお話されてもいい。
「私は今、こういう生活を送っていますが、皆さん、見ていてください。
500万円の借金をみごとに払い終えて、勝利の報告をします!」
こんな元気なあなた様でいていただきたいです。
まして、相思相愛の素晴らしい奥様がいるではありませんか。
人生最高の美徳である親孝行をされている奥さんがいらっしゃる。
何の憂い、何の悲しみがあるでしょう。
借金を支払ったら、勇者として奥様のもとに行かれたらよいこと。
私はそのように思いますがいかがでしょうか。
もう一つの問題は、奥さんのご両親との生活に決意できないこと。
私は、奥さんの両親と暮らしています。
私には「妻の両親はわが両親」との思いがあります。
確かに気を使うということはありますが、時間と共に慣れてきます。
どうでしょう、借金を払い終えて、奥様の近くで職を探し、一緒に親孝行をするというのは。親孝行そのものを楽しむ人生にするのです。
そのためには信心を深め、利他の悦びを知る必要があります。
私は長く、親孝行ができないことを悩んできました。
私の母は岡山に一人暮らしなのです。
高校卒業から40年間も、離ればなれです。
思う存分、好き勝手に生きてきた私。今、私は十分幸せです。
その源を訪ねれば、母が産み、母が育ててくれたからこそです。
「今に見よ、必ず親孝行をしてみせる!」
これが私の最大の夢なのです。
その夢を語った記事を以下に示します。
sokafree.exblog.jp/27080369/
奥様のご両親は、奥様を育て、育まれた尊いご両親です。
奥様との愛を永遠たらしめるのは、あなた様が奥様を支え、奥様のご両親を幸せにすることではないでしょうか。
その真実の幸福を悟り、「さあ、妻の両親と一緒に幸せになろう!」と決意できれば、あなた様は世界一の幸せ者になられることでしょう。
私からすれば、あなた様は幸せの条件が整っているのです。
なぜなら奥様はご実家で両親の面倒をみれる。
そしてあなた様は借金さえ払えば、奥様の実家に住める。
何より、奥様との絆は今も強い。
幸福は心の上に築くものです。
3年、しっかり働いて、しっかり信心して、ピカピカのいい男になって、奥様のもとに行ってください。
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