◇外観を整え、ハツラツとした態度で仕事をしよう。

今回は「外見」について述べておきたい。
「外見で判断するな」と言う人もいることだろう。
でも、「色心不二」である。心は外観ににじみ出る。
「ボロは着ててもこころは錦」なんてことはないのである。
芸能人ではないからとびきりでなくていい。普通でいい。
平均を50点と考えて、もし、60点の外観なら最高だ。
欲張って70点、80点にすると、ちょっと距離感が出るし、お金もかかる。
ブランド品で固め、ビシッ!っと‥なんてする必要はない。
逆に、成金趣味にも映るし、庶民感覚からいうとマイナスになることがある。
営業の場合、ローレックスの腕時計などは避けるべきだ。
「よっぽど儲けているんだな!」と思われてしまう。
まず避けたいのは、ボサボサの髪の毛、無精ヒゲ、靴が壊れている、靴下に穴が開いている‥などの悪しき外観である。
カバンがボロボロだったり、アイロンの当たっていないワイシャツも避けたい。
以下の話は、私が29歳の時に上司から注意されたことである。
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<寝癖の頭に対する注意>
菊川さん。その髪の毛、ちゃんとして。
髪の毛は“額縁”なんだよ。
ピカソのような顔だって、額縁が立派だと良く見えるんだよ。
遅刻をしてもいいから、髪の毛だけはちゃんとしてくれ。
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忘れもしない。新入社員に示しがつかないとの理由であった。
以来、私はいつも朝、寝癖のついている髪をお湯のシャワーで伸ばし、ジェルで固めるということを習慣化させた。
ジェルはハードを使用しているので、強風でも乱れない。^^
髪の毛は不思議だ。形状記憶合金のようなもの。
熱と水分で寝癖もすぐ直る。そしてジェルで自由自在だ。
ヒゲは、普通の出社日は電気カミソリを使うが、大事なお客様に会う時は、安全カミソリを使ってしっかり剃り上げる。(気合も入る)
女性がお化粧するように、男性も最低限やらねばならない。
では、朝寝坊したときはどうするのか。
玄関を出るまで10分の猶予しかないとする。勤行を優先するか、身支度を優先させるか。
私は迷わず身支度を優先させる。勤行はパスする。
身支度は仕事の一部なのだ。手は抜けない。
みやづかいは法華経である。
髪の毛がボサボサ、無精ヒゲ‥これは法を下げることになる。
ときに、「勤行できなかったから罰が出た」なんて言う人がいる。
そんな訳はない。信心はやった分、全部功徳だ。
やらなかったから不幸になるなんて、ありえない話なのだ。
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