☆小魚は生き残れるか。
ロシアという大魚は次なる獲物を狙っているのだろうか。
ウクライナ政府は、強大な軍事力のロシアと戦えない。
そのことを見越して半島を呑み込んだロシアは、クリミアのウクライナ軍を吸収したという。ウクライナ軍が、政府を捨ててロシア軍に合流したのだ。
ウクライナ政府から戦闘命令はない。しかも、ロシアに従えば給与は3倍だ。
ロシアは腕力と言葉巧みな誘導で併合を成し遂げ、「住民投票でロシア帰属が採決されたのだから合法である」と嘯いた。
怒ったのはアメリカであり、イギリスである。
そして、欧州各国が、こぶしを上げて批判した。
ドイツ、フランス、イタリア、カナダ‥そして、日本も。
本日の日経新聞には、アメリカの経済制裁発動の理由を「ロシアの軍事介入による領土変更が既成事実になれば、国際秩序そのものが崩壊しかねないとの危機感」と報じられていた。
では、当事国のウクライナはどうだろうか。
実は、ウクライナの内部から、現政権に反発が始まっているのだ。
「銃も撃たず クリミアは占領された。政府は何をやっているんだ!」
「いや、これは正解だ。戦争になってはひとたまりもない」
「馬鹿をいうな!じゃあ、ウクライナ全部をロシアにくれてやれってことか?」
「ロシアはウクライナに手を出さない。そんなことは世界が許さないだろう」
「おいおい、何を呑気なことを言ってるんだ?国境の向こうのおびただしいロシア軍は何だ?お前みたいな奴がいるから、こんなことになるんだよ!」
「ロシアは旧ソ連ではない。損得で考えるべきだ」
「損得??何だ、それは」
「ウクライナ政府に任せて、俺たちの生活は豊かになるのか?」
「お前、風見鶏みたいなやつだな!」
「そういうお前は現実が見えないやつだな!」
そんな対話が聞こえてくるかのようだ。
この混乱が広がれば、民衆の怒りはウクライナ政府にも向けられ、内側から崩壊する可能性がある。
欧米はロシアに「クリミア半島を返還するよう」に求めているが、ロシアは確信犯なのだから、反発など想定内だろう。
後は、ウクライナが内部崩壊をすれば、自然とウクライはロシアのものになる。
ともかく、この事態は抜き差しならない方向に進んでいる。
このことが、さらなる惨劇にならないことを祈るばかりだ。
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※この記事は、何らの政治的意図はありません。個人的な今の気持ちを 素直に表現したものです。前回の記事は、→
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