☆仕事がつまらないのは?
「私の仕事にはやりがいがない」と思われる人もいらっしゃるでしょう。
特に、新入社員の時代は、面白くない雑用が多いものです。
でも、仕方ありません。最初は誰も同じなのです。
その中で、やりがいを作る方法を考えてみましょう。
○テイッシュ配り。
私は学生時代、様々なアルバイトをしました。
その中に、続けることができなかった作業が2つありました。
1つはティッシュ配り、1つは工場の組み立て作業です。
もともと、私は単純作業が苦手で、同じことを繰り返す仕事に向いていません。
ですから、内職のような仕事はとても苦しくなるのです。
編み物のようなことは、私には到底できません。
さて、辛くて1日で終えたティッシュ配り。
今なら、好きになる努力をし、なんとか続けられると思います。
ではどうすれば、好きになれるのでしょう。
それはティッシュ配りの価値を知るということです。
ティッシュ配りは、世の中の人たちに会社や商品を知っていただく広報の仕事であり、また、ティッシュを欲しがる人にとってはありがたいことです。その任務を受け持つ上司を支える仕事であり、また、配布する姿を人々に見せ、「朝から頑張っているな!」と勇気まで与えることも可能です。
段ボール箱1つの配布をするだけとしか考えられなかった若き日の私は、そのような受け止め方ができなかったのです。
○機械部品の組み立て。
機械部品の組み立ても2日でやめました。
単純で、眠くなってしまうのです。とても耐えられない仕事でした。
当時、体を動かさないで、じっとすることは耐え難いことでした。
弁当箱のような大きさの装置に、部品を延々と取り付ける流れ作業でした。
もし、その仕事をするに当たり、完成品の説明を聞き、お客さまの声を聞き、その梱包から流通までをレクチャーされたなら‥
あそこまで苦しくなかったに違いありません。
人は意味が分からないことを続けることは苦痛なのです。
工場の上司や同僚と仲良くなったり、人間関係があれば、まったく違ったことにもなったでしょう。その人間関係もなかったのです。
ひらがな御書の制作は、この機械部品の組み立てに似ています。
コツコツ、1つ1つ組み立てていく作業の繰り返しですから。
使命感があるからやれるのであって、もし、意味や意義が分からなかったら‥
とても続けられないことでしょう。
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○誰かのために。
仕事は、一念で楽しく、素晴らしいものに劇的に変化します。
汚れ仕事も、困難な仕事も、そこに意味を見つけることができれば、世界一素敵な仕事になります。私たちの信心も同じではありませんか。
広宣流布も学会活動も、利他の精神から行われるものです。
もし、自利だけだったら、きっと活動は重荷になるだけです。
価値を見い出す。そこに意義を見つける。
すると娑婆世界は仏国土になります。
気持ち一つで最高のひのき舞台にすることができます。
仕事の面白さは、誰かが喜ぶということです。
お客様が、上司が同僚が、あるいは不特定多数の人たちが、その仕事によって幸せになるなら、それはとても大きなやりがいです。
仕事の価値を見つける‥これが最も大事なことです。
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