☆基本となる意志があっての信心.
Q:地域の幹部に指導を受けました。
こういう時に宿業を変えていくには折伏するしかないと言われました。
しかし、頑張れる気力がもう残っていない。
逆にそれができなければ、このままずるずると行ってしまうのか。
A:相談者さまにお答えします。
まず、私も、あなた様のようになった過去があります。
事業が行き詰まり、努力しても、努力しても局面は打開できないし、悪くなるばかり。
結果、数千万円の負債を抱えての事業閉鎖になりました。
最終的に、矢尽き、刀折れての敗北です。
同じです。「頑張れる気力がもう残っていない」という私でした。
先の記事にも書きました。
引くときは引く。負けるときは負けてよい。
と、言いますか、負けるしかないということはあるのです。
その記事は、→
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「気になること」 がありました。
それは「宿業を変えていくには折伏するしかない」という表現です。
話の前後が分かりませんから的外れかもしれませんが、「宿業を変える」のは「折伏」だけではありませんよね。
根本は「お題目」ですよね。お題目をあげると元気になるし、その歓喜から「折伏したくなる」と言った方が、私はしっくりします。
歴代の会長が言われていますが「日蓮大聖人の仏法の神髄は折伏」です。けれど、私は過去、功徳が欲しくて折伏したり、御供養した訳ではありません。
あくまで、報恩感謝、歓喜の発露としての活動でした。
宿命転換について、河合師範が過去、次のようなご指導をしてくださいました。
「決めて、祈って、行動する。信心はそれだけ」
この河合師範の指導は、→
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まず、「決意」がある。
その「決意」を果たそうとする「意志」があって、次に「祈り」と「行動」がある、と言うのです。このことは、私の生活の根本原理になっています。
私が窓際族を脱却したのは、まさにこの手順ですし、その後の困難も全てこのパターンで乗り越えてきました。
私の個人的認識に過ぎず、河合師範のご指導に合致しないかも知れませんが、以下に、私の個人的な考えを申し上げます。
「決める」 とは、目標のことであり、決意。
「祈って」とは、勤行と唱題。
「行動」とは、目標を達成するための行動で、具体的に言えば「学会活動以外の行動」と捉えております。
事業を良くしようと思ったら、事業における行動、すなわち、営業や実務に関する仕事をしっかりやらなければなりません。
ですから、「決めて、祈って、努力する」とも言えると思います。
もしこれを、「決めて、祈って、折伏する」とするならどうでしょうか。
では、「スポーツで金メダルをとると決める、祈って、折伏する」となるでしょうか?
違いますね。折伏するではない。トレーニングです。
金メダルはトレーニングなくして得られませんから。
仕事も同じ。売り上げるためには営業をする以外にありません。
「棚からぼた餅」の信心思考は、すべきではないと私は思います。
ただし、「棚からぼた餅」はあります。
ありますけれど、それは前提として、「努力」が不可欠と申し上げたいのです。
あなたさまは「頑張れる気力がもう残っていない」のであり、この状態では「このままずるずると行ってしまう」のです。
そこに勝利はないと思います。
今のあなたさまの目標が、あなたさまにとって本気になれる目標でないということが一番の問題ではありませんか?
もし、あなたが、「これをやりたい」、「この道を歩みたい」と思えれば、自然とお題目も上がるし、気力も湧いてきます。
ですから、今のあなたの最も根本的な問題は、「どう生きるのか」という目標(決意)を得る必要があるのではないでしょうか。
「夢」であり「歩みたい道」を発見することです。
「目標」 はどうすれば得られるのでしょう。
考えるより、行動と思います。
例えば、ライバル他社の成功事例を研究する。
そして試してみる。お客様が喜べば、やりがいが生れる。
私は、自分の仕事に誇りを持てなくなったり、やる気を失ったら、現状業務を否定し、新しいことにチャレンジします。
あるいは様々な人に会い、その中で「やりたいこと」を見つけるのです。
そうしないと、頑張れないですから。
頑張れないのに、どうして成功があるでしょうか。
「やりたいこと」が発見できたら、祈って行動するだけです。
「やりたいこと」が見つかれば、最強の信心がありますから大丈夫です。
問題は「燃えない自分」であり、「やりたいことが見つからない自分」です。
こればかりはどうしようもありません。
これだけは自分で掴むしかありません。
この記事は、発言者の方への回答形式をとっていますが、実際には同様のことで悩まれている方々の為に書いたものです。
過去、私も同様のことで悩んでいた時期がありましたが、この歩み方を覚えてから功徳をしっかりいただけるようになりました。
尚、この記事は全て個人的見解であり、間違いはあるかと思います。
その点はご了承ください。
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