☆無力な木偶の坊の思い.
あなたが病に臥せってどのぐらいになるだろうか。
気圧の変化にすら敏感に影響を受けて苦しんだね。
冷たい雨が降る日は何もかも嫌になるのだという。
そういう日は、部屋の中から出ることができなくなるという。
体に強い重力がかかり動けなくなるという。
あなたの病は、あなた自身すら得体の知れぬもの。
あなたは学会員である。
けれど、ひどい時はお題目すら唱えられなくなるという。
聖教新聞のあちらこちらに、病気を克服したり、
苦難を乗り越えた体験が無数に記されているというのに、
あなたの病状は優れず、あなたの気持ちの晴れる日は少ない。
魔法のように祈ってすぐに人生が変わる人もいるというのに、
あなたの苦痛は延々と続く。
なぜなのだろう。
断崖絶壁の縁で慄きながら、洞窟の暗闇で出口を求め叫ぶ。
いったい、あなたの病の原因は何で、
いったいどうすればあなたは救われるのか。
私が最も悲しことは、あなたに何もしてあげられないこと。
私が一日でも、あなたと変わってあげられるならどんなにかいいだろう。
結局、私は傍観するのみで何もしてあげらない。
あゝ、なんという無力なでくの坊なのだろう!
朝、通勤電車の車窓から河川敷の土手を眺めた。
黄色の菜の花が一斉に咲いている。
そう、季節は春。もうじき桜も咲く。
私にもあった。悲しみや辛さが充満して闇に包まれたこと!
希望がどこかに飛び去って心に火の気がなくなったこと!
この文章は、本年の初春に書きましたが送らずじまい。
ワープロの片隅に発見したのですが、眷属の方々がいらっしゃるのではないかと思ったので記事にいたしました。
<別館>ブログトップへ