☆人革、1979年10月に迫る.
新人間革命第30巻が昭和54年9月に到達しました。
なんだかドキドキするのです。胸がキュンとなる。
先生とお会いした同年の10月が目と鼻の先に迫っているから。
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(上URLは当時の回想)
当時のことを思い出してみましょう。
古い8㎜フィルム映写機のように当時が映し出されます・・
その追憶の風景は、今となっては最高の風景です。
私の心の中の映写機の物語に入ると、当時の夏のぬくもりや風が肌をなでる感覚すら蘇ってきます。
しわのない若い顔。着たきり雀の服装。四畳半一間の三段ボックスの上に小さな厨子があり、母親から持たされた御本尊が御安置されています。
テーブルの上に、ノートと万年筆があります。
学生部の先輩にもらった扇風機もあります。
テレビもラジオもない部屋で、じっと未来を考えているのです。
あのときの私には、何もありませんでした。
実証もなく、誉(ほまれ)もなく、具体的な夢もありません。
ただ、「何か、良いことをしなければならない」という声だけが心の中にありました。暗く濁った川の底の魚のようでした。耳をそばだて、目をこらして、見えない未来の手がかりを掴もうともがいていました。
そんな自分が1979年10月、師匠に会い、記念撮影をしていただいた。
同じ時代の同じ場所に、先生と私は確かにご一緒でした。
このように連載中の小説人間革命第30巻を読みながら、当時のことが走馬灯のように思い出されるのです。
あのころの私は、暗く、悲しいトンネルを歩いていました。
けれど、その青春、今は「何と美しいのだろう」と思うのです。
空っぽで、低レベルで何もない時代だったのに・・
まさに「妙法」(不思議)と思います。
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