☆師弟の絆は切れない.
小説・新人間革命第二章「雌伏」。
そこで語られたのは、立ち上がる弟子たちの姿でした。
以下に、そのストーリーを述べたいと思います。
(以下の内容は小説の要約です)
宗門によって、会長職を失った池田先生。
池田先生は会合にも出席できず、聖教新聞にも掲載されないという異常な状態に置かれていた。
師弟を分断する画策に加え、宗門の学会批判は続く。
一体、誰が、なぜ、何を狙ってのことであろうか。
その魔の蠢動は、弟子たちの自発的な行動によって打ち破られます。
その突破口を開いたのは四国の同志でした。
1980年1月13日、四国から800名の同志が船に乗って、横浜の池田先生に会うために荒れ狂う海を渡った。
船上で四国の幹部が獅子吼します。
「四条金吾は佐渡に流された大聖人を訪ねています。また、阿仏房は高齢でありながら身延の大聖人のもとに毎年のように行かれています。
今、学会を取り巻く環境は厳しいものがあります。
しかし、どんな力をもってしても、先生と私たちの絆を断ち切ることなど絶対にできない!
先生の行動が制約されているなら、私たちが師匠のもとへはせ参じればよい。私たち四国が先駆けとなって、先生とともに、学会創立50周年の開幕をお祝いしようではありませんか!」
悪僧らの非道な仕打ち、暴言に、皆が悔し涙を流して耐えに耐えた。
その上、師弟の絆を分断しようとする策謀が実行された。
会長辞任からすでに9カ月が経過しようとしていた。
「もう、従うわけにはいかぬぞ!」というのが同志の心情となった。
船は、1月14日、池田先生が待つ横浜に入港、師弟は抱擁し合う。
この歓迎風景も聖教新聞に掲載されることはなかった。
四国の同志の一人が叫ぶように語った。
「弟子が師匠に会うこともできない。先生と叫ぶこともできない。そんな話におめおめと従うわけにはいきません!」
この日、四国・神奈川交流座談会という名称で、神奈川文化会館で会合が行われた。池田先生は激励し、皆と勤行し、ピアノ演奏して励ました。
会合終了後、四国の同志は再び船に乗って港を後にする。
港で池田先生と神奈川の同志200人が四国の友を見送った。
音楽隊は四国の歌「我らの天地」を演奏した。
youtube.com/watch?v=XtCuSHCYpRs
船から色とりどりのテープが投げられた。
船上で四国の同志は口々に叫ぶ。
「先生!四国は頑張ります!」
「地域広布の先駆けとなります!」
池田先生は「雌伏55」に次のように記されている。
「彼にとっては、弟子たちこそが最高の宝であり、未来を照らし出す太陽であった」
弟子の太陽は師匠である。そして、師匠の太陽は弟子であった。
その不二なる師弟の絆は誰人も断ち切ることはできない。
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