☆事実をどう受け止めるか.質問者の人は契約社員だそうです。
悩みの一端をお聞きしましたので、ご回答申し上げます。
まず最初に申し上げたいのは、ジャンプするにはしゃがむということ。
今の悩みが未来の糧になるし、糧にするのが学会の人生です。
そのことを学ぶための苦難であると申し上げたいです。
Q1.派遣社員で働いていて契約の満了で切られました。
部門の事業縮小が理由でした。
昨年、役員が「業績は伸びている」と言っておりましたので業績不振が原因ではありません。
今もまだこの理不尽な契約終了に納得がいかず、今後の人生、そして信心を続けるのかどうかにも迷っております。
退職以来、時間が止まったようで、唱題に挑戦していますが長く続きません。何故切られてしまったのか、これからどうしたらいいのか、祈っても祈ってもご本尊様は答えてはくれない。
会社に戻りたい気持ちしかないのに、叶うと深く信じ切れません。
きっぱり諦めて前進するべきなのでしょうか。
他の会社で新しく頑張る気になれません。
かといって他にしたいことも見つかりません。
信心していても、社会で理不尽な目に遭うこともあるし、真面目に働いても報われないこともあると知りました。
私は学会っ子として育ったので「人の不幸の上に自分の幸福は築かない」築けないと思ってきましたが、信頼していた上司は、自らの保身のために私を切り捨て裏切っていきました。
負けを認め、諦めることで前進する執着して時間を無駄にしない、と友人には言われますが、信心は諦めとの戦いとあるし、訳が分からなくなってきています。
(文章の一部を変更しています)
A1.コメントの内容から「契約満了さん」とお呼びすることにいたします。
簡単に要約すれば以下の内容かと存じます。
「好きな職場だったが、派遣社員で継続雇用されなかった。
理由が部門縮小のためと言っているが「業績が伸びている」と会社関係者は言っているのでウソではないか。けれど、その職場の雰囲気は良かったし、本当はそこで働きたい。祈れば、その職場に戻れるでしょうか」
さて、十分に状況が分からないので的外れになる部分はあると思います。
今の情報の中で感じたことを述べます。
ですから間違っていればご指摘くださいね。
派遣社員は、私の会社にもいます。
ですから、私自身、多少の知識があります。
期間契約の社員は、派遣社員と契約社員がいますね。
派遣社員の場合は、1ヶ月の短期もあれば、3ヶ月、半年、1年と会社の都合によってまちまちです。
3年以上の雇用は、正規雇用しなければならないという決まりもあろうかと思いますが、任期満了さんは1年未満ですから、それには該当しない。
すなわち、期間契約終了で打ち切られたカタチですね。
まず、今の情報から感じることを申し上げましょう。
会社には様々な状況により、雇用の考え方は異なります。
新卒重視の会社、派遣社員重視の会社などまったく性格の違う運営方針があります。
新卒重視の会社は、多大なコストをかけて募集、教育を行ない、1人につき数百万円の投資を行なって戦力にします。
しかし、それはお金も時間もかかることから、即戦力の派遣社員や契約社員でまかない、良い人材はその後、正規社員にするという方法が取られています。
また、場合によっては正社員を取りたくないという会社があります。
女性差別になるから本音は会社は言いませんが、仕事ができるようになっても結婚や出産で戦力となりにくいというこという考えです。
表面は男女平等と言いますが、内面は差別があります。
一方、経営者の考えで、男女平等、まして女性の戦力化こそ、これからの正しい会社運営と考える経営者もおります。
このような背景の中で、契約満了さんは仕事をされているのです。
「祈りが叶うか」ですが、祈りだけで叶うとは私は思いません。
状況判断を間違えていては、着地大失敗となるからです。
仏法は、境涯(能力含む)と縁と時の重要性を説いています。
例えば、ウソかも知れませんが「部門縮小」は「時」に当たります。
ここで注意が必要なことは、部門縮小は景気だけで決まらないのです。
コンピュータやシステム化などでコストを削減し、利益を大きくする場合もあるからです。
加えて、「評価」ですね。
ご自身が思っているほど評価されていなかったのかも知れません。
多くの場合、能力不足でも「仕方なく使う」し、その人に「あなたは能力が不足しているから契約を打ち切る」とは言わないのです。
人間として、誰しも、その事実を語らず、「良くやってくれた」と誉めつつ、契約を打ち切る、というのが普通です。
上司の保身か、会社の方針か、はたまたあなた様を再雇用できない何かの欠点があったからなのか、それは分からないことです。
でも、結果は、正規雇用されなかった・・
この事実をどう受け止めるのかということになるでしょう。
契約満了さんは、私の「百万遍の功徳」の記事はご覧になられましたか?
https://sokanomori.exblog.jp/15414508/このとき、私は奥さんに捨てられたのです。
結婚しているからといって、結婚生活の継続は保障されません。
このとき、私は相手のせいにしませんでした。
私は自分に問題があると受け止めました。
そして、離婚に応じ、未来に向かって歩み始めました。
このとき、私も訳が分からなくなりましたよ。
でも、認識していることは「実力がなかった」ということ。
あるいは「魅力のない人間だった」ということです。
私は反省し、ゼロからスタートしました。
やがて再婚し、四半世紀を経て今に至ります。
契約満了さん、いかがですか?
ご一読の上、何かコメントを頂きたいです。
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