☆ついに広宣流布を誓う.10帖ほどの薄暗い部屋に閉じ込められて2年3ヶ月。
さらに同様の生活が続くと思われたある日、
私は本社に呼び出された。
行くと、そこは幹部ばかり(次長クラス以上)だった。
このように幹部一同が本社に呼ばれることは珍しことでした。
やがて社長が入室し、退任することを告げた。
その理由は語られず、申し訳なかったと言い残して退室した。
その挨拶は3分もかからないような慌ただしいもので、
事情が分からない私は唖然と聞きました。
次に、新社長が入室して挨拶しました。
このとき、私をイジメた常務のことが話されました。
体調が悪く出社できないとのこと。
その会合は1時間もかからず解散しました。
その後、新社長のもとで会議が行われました。
この会議で私は執行役員の任命を受けました。
そして「私の懐刀になってほしい」と言われたのです。
まったく、何が何だか分からない展開で、ともかく私は窓際族を脱却し、研究部門の責任者になった。
部下は窓際族の前に9名でしたが、新体制ではその数に倍する人を抱えた。
この勝利は劇的で、祈りの一切が叶ったと驚いたものでした。
否、祈り以上の展開に驚いたのでした。
私は生き残り、役員一年生になりました。
そのプロセスの中で、私は座談会で体験発表しました。
その翌月、本部の会合で体験発表することになりました。
さらにその翌月、今度は県の壮年大会で体験発表になりました。
会場に行くと、会館一杯に壮年部が所狭しと座っていました。
幹部から700人の来場者であることを教えられました。
人生において最大級の舞台にいることに身震いしました。
私の受けた功徳は途方もないものだったし、その功徳を同志に知ってもらい、個々の宿業との闘争の糧にしてもらいたいと思いました。
私は生まれて初めて会館のマイクの前に立ち、
用意した原稿を元気一杯に読み上げました。
まるで嘘のような本当の話に会場は爆笑に包まれ、
どよめきと大きな拍手が巻き起こりました。
信心から遠ざかった10年と地獄に落ちた40歳の私。
そして悩みの中で信心を再開したものの組織から外され、幽閉生活へ。
以来、御書三回の拝読、300万遍題、2世帯の本尊流布・・
暇にまかせて体を鍛えフルマラソンを走り、
そうして私をイジメた幹部が退任・・
ついに職場復帰を果たした体験を話しました。
体験発表を終えたその日、御本尊に祈りました。
「御本尊様、池田先生、私は広宣流布に身を捧げます。
見ていてください」と。
しかし、魔は天界に住むのです。
この体験発表の直後、恐ろしい魔が出ました。
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