☆ペンズ副大統領の演説.前回の記事URLを以下に示します。
sokamori2.exblog.jp/28846150/この米中の対立において、決定的な波紋を広げた演説があります。
それは2018年10月4日の副大統領演説です。
この演説は、米国の与野党双方が支持している内容で、
トランプ大統領が任期を終えても引き継がれます。
そのペンズ副大統領は、中国の覇権主義に対し、
「米国が中国に手を差しのべてきた日々はもう終わった」と断じ、
次の懸念材料を表明、批判しました。
>中国政府は、政治、経済、軍事的手段とプロパガンダを用いて、
米国に対する影響力を高め、米国国内での利益を得るために
政府全体にアプローチをかけている。
>中国は積極的にこの権力を利用して影響力を及ぼし、
我が国の国内政策や政治活動に干渉している。
中国は「米国の地政学的な優位性に異議を唱え、
国際秩序を有利に変えようと」している。
>中国はアジアの他の地域を合わせた軍事費とほぼ同額の資金を投じ、
米国の陸、海、空、宇宙の軍事的優位を脅かす能力を目標としている。
中国は、米国を西太平洋から追い出し、米国が同盟国の援助を
受けることを阻止しようとしている。
>中国の船舶が、日本の施政下にある尖閣諸島周辺を巡回している。
そして、中国の指導者は2015年にホワイトハウスの
ローズガーデン(での記者会見)で、中国は南シナ海を
「軍国主義化する意図はない」と発言した一方で、
今日、人工島に建設された軍事基地の列島上に
対艦ミサイルと対空ミサイルを配備した。
>中国のキリスト教徒、仏教徒、イスラム教徒に対する
新たな迫害の波が押し寄せている。
中国政府は先月、中国最大級の地下教会を閉鎖した。
全国的に、当局は十字架を取り壊し、聖書を燃やし、
信者を投獄していている。
中国のクリスチャンにとって、これらは絶望的な時代だ。
ウイグル自治区では、共産党が政府の収容所に100万人もの
イスラム教徒のウイグル人を投獄し、
24時間体制で思想改造を行っている。
>中国共産党は昨年から、中南米3カ国に対し、台湾との関係を断ち切り、
中国を承認するよう説得している。
これらの行動は台湾海峡の安定を脅かすものであり、
米国はこれを非難する。
>現政権は、米国の利益、米国の雇用、米国の安全保障を守るため、
断固とした行動をとり続けていく。
米軍の再建に伴い、インド太平洋全域で米国の利益を主張し続ける。
中国が貿易障壁を撤廃し、その義務を果たし、
経済を完全に開放することを要求する。
>我々は、米国の知的財産の窃盗が完全に終了するまで、
中国政府に対して行動を続ける。
そして、中国政府が強制的な技術移転という
略奪的な慣行を止めるまで、引き続き断固とした態度をとる。
このようにペンズ氏は、知的財産盗用と軍事拡張、人権侵害を非難した。
中国は即座に「言われのない非難だ、断固反対する」と反発した。
海外メディアは、この超大国のにらみ合いについて、
「双方とも意志の強さが試され、妥協は弱さとみなされる。
今後、将来まで緊張が付くであろう」と述べ、
日本の研究者は「米国は対決色を前面に出してきた。
今後は東アジアの地政学的緊張が高まるだろう。
日本にも影響は及び、覇権争いは激化するだろう」と述べている。
中国は今、世界一の軍事国家アメリカと肩を並べようとしている。
「力こそ正義」とでも思っているのだろうか。
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