☆白鷺と燕と雀の三択.100人に好かれてよりどりみどりでも、選べる人は一人のみ。
そもそも一人としか結婚できないというルールです。
10人から選ぼうが、1人から選ぼうが答えは一緒です。
まして、100人もいたら目移りして選べないですよ。
モテたらモテたで、悩ましいことでしょうね。
「あゝこの人だ。この人と結婚しよう!」と思い、
成功すれば100点満点なのです。
チャンスが沢山あっても、両手でしっかり掴まないと
ダラダラ恋愛するだけで結婚になりませんよね。
むしろ、沢山の人と付き合うなんて、
それは人としていかがなものか。
何だか薄汚れてしまうのではないか。
人生、純粋な魅力ってあるじゃないですか。
清く正しくは美しいものです。
今朝、私、豆腐の味噌汁を食べたのです。
豆腐はあまり味がしないけれど、うっすら大豆の味がしました。
自己主張のない、ありきたりの豆腐ですが、
体に良いし、ほんのり味わいもあって美味しい。
飛び上がるほど特別なものではないけれど、
飽きないし、毎日だって食べられる。
夫婦だって同じで、特別なものでなくていい。
普通に同じ屋根の下にいて、ほんの少しの話しをする。
男は仕事をして、女は男の世話をする。
休日には男も家事をするし、買い物にも行く。
どうです、これで十分ではありませんか?
先日、奥さんと散歩して公園のベンチに腰かけていた。
目の前の池にシラサギが舞い降りてきた。
私は奥さんに語りかけました。
「あなたは鳥に生まれるか鼠に生まれるか、どっちがいい?」
奥さんは「鳥」と答えました。
「じゃあ、シラサギとツバメと、スズメなら?」
すると奥さん「スズメ」という。
「へえ、スズメなの、なんで?」と聞くと
「だって、チュンチュン楽しそうじゃない」と言う。
「だけど、ツバメはどうよ、僕はツバメだけどなあ」
「ツバメは外国まで飛ばないといけない。疲れるからいや」
「へえ、近所でチュンチュンでいいんだ。意外だな、
僕は冒険の旅に出るツバメがいい」
ベンチに座りながら、このような対話をするものでした。
たわいもない、小学生のような対話です。
まるで、味噌汁の豆腐のような対話です。
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