☆シルバーに使命あり.大白蓮華の記事に戸田先生の指導が書かれていました。
「自分が託された使命の舞台で日本一、世界一を目指せ!」
以下に、その指導内容を抜粋します。
>青年ならば、その立場立場でよろこんで生きることだ。
自分の使命に生き切ることが大切だ。
生活にくるしいことがっても、明朗であれ!
自分が託された使命の舞台で、
日本一、世界一を目指せ!」
(大白蓮華2019年7月号62ページ)
このように戸田先生は言われ「一人立つ信心」を指導されていました。
「使命の舞台で世界一」という言葉の意味を私は分かります。
ただし、今、分かるのであり、昔は分からなかった。
そもそも自分に何の使命があるのか不明でした。
学生時代の使命は勉学であると知っていても、
勉強嫌いの私はいつもやる気になれず悩んでいた。
社会人になっても、仕事のできる人間にほど遠く、
もがき苦しみ、地の底を這いずり回りました。
何をしてもだめで、まして日本一なんてあり得ない。
「自分は創価の面汚しだ、だめ人間だ!」
「今世で実証なんて示せない!」
いつしか輝いて生きる同志の姿を情けない顔で見つつ、
こそこそと孤独に生きる自分になっていました。
この若かりしころの私と同じように、使命を見い出せず、
しょぼくれている読者もいらっしゃるでしょう。
大事なことは、戸田先生の「立場立場」の発言の意味です。
「桜梅桃李」と言えば聞こえがいいのですが、
薄汚れた場所に生える雑草のような自分の人生で、
その立場で、どうして実証を示せるのかということです。
しかし、決定的に惨めな自分の人生に、
だからこそ、人間革命のドラマが秘められていたし、
だからこそ、勝利は何倍も鮮烈なものになった。
劣悪な環境に逞しく生きる自分をして、
「精一杯成すことを成した」という胸を張れる今があり、
結果、満足している自分があります。
悲惨な離婚も、仕事上の恐るべき苦難も、子供がいないことも、
職務に対する能力の不足も、外見が平凡であることも、
親孝行のできない距離に母親が一人暮らしのことも、
まさかの取り返しのつかない問題の数々も、
全部、自分自身の使命の舞台でした。
その一つ一つを悩み、祈り、問題や障害を解決していく人生が
すなわち実証であり、私の幸福になりました。
問題は自分自身だけの問題ではなく、同様のことで
苦しむ人たちに応用できる宝物になります。
青年には青年の役割と使命があります。
シルバーも輝かしい使命があります。
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