☆誰かに勝つ必要はない.8月になった。年末まで5カ月の立ち位置。
平穏無事にゴールを迎えたいというのが正直な気持ちです。
もはや活躍したいとか、輝きたいとかはありません。
もう、山を下っているのだから転ばないようにしたい。
若い世代は山に登る、私は下る。山の頂上は遠くなっている。
私の今の心は晴れている。なんら憂いはない。
ゆっくりと終わり見据えて歩む。これでいい。
負けなければ勝利なのだ。
読者の方々は「負けなければ勝ち」という意味が
よく分からない人もいることでしょう。
解説すれば、勝つと、誰かが負けるのです。
すなわち椅子取りゲームで椅子が取れても、
座れない人は不幸になるのです。
その悲しい姿を見て、勝っても虚しいのです。
その点、負けないことを目指せば犠牲者は少ない。
ゆえに勝つより、負けないことが大事です。
そもそも勝つことは過去に沢山経験しました。
私なりに頂上にも立ち、報われたことも数知れない。
されど、ひとたび山を下りると決めてから、
「晩節を汚さず」が勝利のカタチになりました。
そこそこでいい。無事に終えたい。
後輩が活躍すると「こんちくしょう!」と思う境涯がある。
一方で後輩たちを「微笑ましく見守る」境涯もある。
一方は地獄、一方は菩薩の境涯です。
私は祈ってきたし、準備してきた。
後輩たちを祝福し定年することを誓ってきた。
この穏やかな終わりを維持したい。
そして晴れやかに引退したい。
かくのごとき理想の引退ができれば大功徳です。
あの離婚劇から33年、窓際族の地獄から20年の歩み・・
胸を張って「私は幸せだ」と引退したい。
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