☆愛情から激しくなる.森通信に非公開で質問が寄せられましたのでご回答いたします。
Q1.学会の家庭に生まれた者です。
私は小学校時代に、いじめに遭い不登校になりました。
学校に通わなくなった私を母は引きずって校門まで
連れていきました。母はズル休みしたいと
思っていたのでしょう。(当時、いじめられている
ということを言えませんでした)
会合や新年勤行会などに参加しないと言ったら、
母は声を荒らげてキレるのです。
母は聖教新聞の配達員や地区幹部もやってますが、
どこか間違ってる気がするんです。
こんな学会員の母親をどう思いますか?
A1.私も母も、若かりしころ激しい口調、行動で私を叱っていました。
心臓弁膜症であった母は長生きできないと考え、
病気がちでひ弱な私を、少しでも強く逞しく
育てようとしたのだと後から聞きました。
仕事が忙しい母親は、手間暇かけて子育てをする時間もなく、
口調はストレートで激しい人でした。
思い込みも激しく、トンチンカンな知識も多く、
間違った情報もインプットされました。
ですから、あなた様の母と同じく、
「間違った」部分は沢山ありました。
ただし、そんな母でも正しい情報がありました。
それは「学会は正しい」という情報です。
教養もなく、一本気でおかしなことも言う母でしたが、
信心だけはかかさず、信心だけは強盛でした。
このことが、その後の私の性質を育くみました。
世の中はおかしなことだらけで、矛盾に満ちており、
自己の利益のために他人を不幸にする人で満ちています。
一見、正常で教養ある人たちも、ひとたび利害がからめば
たちまち変貌し、ライバルを蹴落とします。
学会のように自己犠牲をしてまで他人を幸せにする
という人はいなくはないですが少ないのです。
さて、お母さまは地区幹部をされているのですから
それなりに品格、人格は持たれているでしょう。
もし仮にトンチンカンであっても、激しい性格であっても、
そういうマイナスはあるでしょうけど、プラスは
沢山あるのではないでしょうか。
そのお母さまが、あなた様に残せるもっとも
重要な宝が「創価学会の信仰」なのです。
ですから口うるさく言うのだし、それはあなた様を
心から愛し、大事にしているからです。
お母様は信心をいいかげんにして、学会員でありながら
もったいないことに何ら功徳も得られず、
濁悪の世の中に踏みつぶされ、一生を浮かばれない
という会員も見ているし、ましてや世間の六道輪廻の
人たちも詳しく知っていらっしゃいます。
そんな人生を歩ませたくない、それに気づいてほしいと願い、
その思いが過激な行動になることはあるでしょう。
おそらく、そういうことなのです。
そもそも、パーフェクトな人間などおりません。
長所もあれば短所もありますし、得意、不得意もある。
不器用だったり、もっとこうすればいいのにということも
ある訳で、それはお互いさまなのです。
私もいろいろ欠点はあるし、60歳にもなると
その欠点を治す気が失せ、開き直ってもいます。
「まあ、長所があるんだからこれは許してもらおう」
そんなふうに年齢を重ねると図太くなります。
人は少々欠点があり、へんな所もあるから面白く、
それが個性となって特徴にもなります。
そしてそのへんな行動での葛藤が、逆にあなたさまを
鍛え、強くもするし、賢くもすることでしょう。
私がそのように言えるのは、私の両親が正しく聡明で
ほがらかではなかったからなのです。
でも、親は親、あなた様への愛情は世界一なのです。
それはありがたいことではないでしょうか。
以上、答えになっていないかも知れませんが、
ご質問への回答とさせていただきます。
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