☆TVは絶滅危惧種か?リアルの世界では小学生が相撲取りにケンカを売ることはない。しかし、ネットの世界では比較にならない能力・腕力の格差でもケンカを売ることができる。所詮「理屈」というのは口先で言えるし、まして姿も見えないから言いたい放題、始末が悪い。
「月もスッポン」という比喩がある。スッポンの背中は丸い。お月さまも丸い。同じように丸いが、その大きさは比較にならないほど違う。スッポンは食べられるから月より価値があるとへ理屈を語れば、確かにそうだと共感する人も出るかも知れない。そんなへ理屈人間が10人集まって酒を交わせば、月はスッポンに劣ることが彼らの中では確定するであろう。ネットの視聴者は「見たいものを見る」から偏った情報に浸り、フェイクを真実と信じて安住する。これがネットの怖い所である。いつしか妄想が妄想を重ね、リアルから完全に離脱する。
今、岸田前首相の選挙演説会に爆発物を投げ込んだ25歳の男の裁判が進行中である。彼は「殺意はなかった」と言いい「人を怪我させる目的もなかった」と話している。けれど軽い刑罰では済まないだろう。彼は大学中退後に引きこもりになった。政治や選挙制度に関心を持ち参院選挙に立候補したいと考えたが、公職選挙法の規定「30歳以上」に満たず「出馬ができない法律は違憲」として国を相手に損害賠償を求めた。結果、認められず、インターネットで岸田首相の演説日程を確認して手製の爆弾を投げ、2人が1週間以上の入院をした。彼の思考は、まったく世間と遊離して正常ではないが、そんな彼をしてネットに「今の政治はオカシイ!」と書けば、同類の人が「そうだ!」と共感することだろう。
昔は、こんな意味不明の人間が一国の首相に爆弾を投げるようなことはしなかった。有名人の暗殺にせよ、妨害にせよ、しっかりとした思考の基盤があった。先の安倍首相の暗殺も同じである。宗教団体への怒りから一国の首相が暗殺された。その異常性をマスコミは掘り上げないで教団側の問題に転化させた。これらの問題の本当の理由がどこにあるのか、深く掘り下げる必要があるのではないか。
私は個人的に、ネットとリアルの境界線が曖昧となり、若い世代が情報の栄養失調になっているのではないかと感じている。そして、そういう若者は今後益々増加するのではないだろうか。今、テレビは過剰なコンプライアンス意識から番組が面白くなくなっている。見ていてとてもつまらない。今の人たちは「ファイヤーステックTV」などを使い、TVではなくyoutubeばかりを見ている。10年もすればTVは儲からない商売になる。そしてますます無意味化するであろう。
ともあれ、TVの弱体化からネットが強くなり
「極端人間」が増えることは必定。
時代は異次元の世界に入るでしょう。
そのとき、宗教はどうなるのでしょう。
宗教も弱体化するのでしょうか。
<別館>ブログトップへ